長崎平戸の秋のアジング常夜灯は入れ食い!20191028

カンタンに沢山アジを釣りたい!クーラーボックスをアジでいっぱいにしたい!アジング始めたけれど釣れないし釣る技術もないし道具も種類が沢山あって難しい!

アジングで簡単に釣れる状況があります。

「ルアーってなんでもいいんじゃない?」と思うほど、ジグヘッドやワームを色々と変えても、メタルジグに変えても、釣れる事があります。

「技術とか関係ない?」と思うほど、沈めても、巻いても、アクションを付けても何をやっても釣れる事があります。

釣れる時に釣れる場所に出会うと技術や道具なんて関係ないぐらいに釣れる事があるのです。

釣れる時に釣れる場所に出会えれば最低限の道具で技術が無くても釣れますが出会えるまでは以下の3つの状況を考えて釣りに行くことで初心者でも比較的釣りやすくなります。

アジングで初心者が釣りやすい3つの状況
・釣れる季節を狙う
・釣れる時間帯を狙う
・アジが居る場所を狙う

 

釣れる季節を狙う

アジは夏~秋にかけて釣れやすくなります。

春にはアジの産卵期で場所と時間が特定できれば産卵に来たアジが荒食いをするので爆釣になります。(地域によってアジの産卵期は違い冬の低くなった海水温が上昇し温かくなる時期になります)

夏には春に生まれた小さなアジの子供、「アジゴ」が釣れやすくなり防波堤ではサビキ釣りで家族連れなどの釣り人が増えます。

秋には多少成長したアジが釣れ季節の中で「秋」が防波堤から魚が一番釣れやすくなる時期です。(アジだけでなく多くの海水魚が釣れやすくなります)

冬には大きくなったアジが釣れますが、防波堤ではなかなか釣るのは難しく、防波堤に回遊してくる時に遭遇するのは難しくなります。

春から秋に掛けてアジングをするとアジは釣れやすくなりますが季節によるアジの特性を考えなければなりません。

特に夏のアジは生まれたばかりの小さな「豆アジ」が釣れやすくなりますが、使用する針をアジのサイズに合わせ小さくする必要があります。

おすすめは秋です。私の経験した「何をしても釣れる」は「秋」でした。

釣れる時間帯を狙う

エサを求めて回遊するアジが防波堤の近くに来る時間がわかれば釣れ易くなりますが、回遊する時間帯は潮の動きなどの条件に左右され回遊する時間帯を特定することが難しくなります。

しかし、時間帯の特定もカンタンで比較的釣りやすい時間帯とアジの習性を利用したアジの集まりやすい場所が知られています。

マズメを狙う!

釣りをしている人の多くの方が知っている「マズメ」です。

朝の日が昇り始める「朝マズメ」や日が落ち始める「夕マズメ」が釣れやすいと言われ「日の出」と「日の入り」の時間帯を調べればすぐにわかります。

朝夕の「マズメ」は水中にいるプランクトンが活発になる時間帯でプランクトンの活動に合わせてアジも活動することが多く、この「マズメ」の時間帯を狙って釣りに行くことでアジに遭遇する確率が高くなります。

日中よりも朝と夕方が釣れやすいので朝と夕方だけを狙って釣りに行くというのも釣果を上げるポイントです。

常夜灯の明かりを狙う!

「マズメ」だけではなく夜のプランクトンは常夜灯の光に集まる事が多くアジも常夜灯の周りに集まりやすくなります。

常夜灯の明かりにプランクトンが引き寄せられ、そのプランクトンを食べるために小魚が引き寄せられ、プランクトンや小魚を食べるためにアジも常夜灯周りに集まる事が多く常夜灯周りはアジングでは定番です。

夜になる事でアジの警戒心が弱まります。

夜はアジなどを食べる大型の魚が昼に比べ少なく小魚やアジも活動しやすくなると言われています。

常夜灯がある事でアジが居る場所を特定しやすく常夜灯のある防波堤に釣りに行くことが釣果を上げるポイントです。

おすすめのアジングを行う時間帯は、回遊するアジを狙いつつ常夜灯に集まるアジを狙う「夕方~夜」となり日が沈む前の夕方から釣り始め、日が沈んでからは常夜灯の明かりのある場所を狙ってみましょう。

潮が動く時を狙う!

海は月の引力によって海面の水位が高くなったり低くなったりと海面の高さが変化する「潮」があります。

潮の変化の大きさなどを表す「大潮・中潮・小潮・長潮・若潮」があり「大潮」は海面の水位の変化が一番大きくなります。

海水の動きによって海中のプランクトンが流れ、プランクトンを捕食するために小魚なども動き、アジの活動が活発になります。

海面の水位が一番高くなる満潮と一番低くなる干潮があり、満潮に向かう時間帯の「上げ潮」や、干潮に向かう時間帯の「下げ潮」の時にアジは釣れやすく、満潮時と干潮時には海水の流れが止まる「潮どまり」があり、海水の動きが止まるため、潮どまりはアジが釣れにくくなると言われています。

海水の水位の高低差が一番大きい「大潮」で「潮どまり」を避け、潮の動きが出る時間帯を狙う事で、釣れるやすくなると言いたいところですが、地形や風などのいろいろな条件で「大潮」が必ずしも一番釣れるとは言えません。

小潮で干潮の潮どまりでも釣れる事もあり、大潮の潮が動いている時でも釣れないことがあります。

そもそも釣りに行ける日時に潮の状態が良いとは限らないため知識として頭にとどめておくだけで良いと思っています。

アジが居る場所を狙う

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当たり前ですがアジが居なければ釣れません!アジを釣る上での最低条件がアジが居る事です。

どんなに良い道具を使っても、どんなに釣りが上手でも、アジが居なければ釣れません!

アジが回遊して来るまで粘るか、アジが居そうな場所へ移動するか、その日は諦めるかの選択になります。

アジが居る場所を下調べ!

アジの釣果情報をネットで調べたり、釣具屋さんに聞いたりと、下調べをすることでアジが居る可能性の高い場所を見つけましょう。

アジは他の魚に比べて防波堤から釣りやすい魚で、住んでいる地域から近い海でも釣れる可能性は高く、地元の釣具屋さんに行けば釣果情報や釣れやすい場所を教えてもらえます。

地域の年間を通した釣果情報や、釣れやすい時期、回遊しやすい場所、魚の釣れるポイントが書かれたマップを配布している釣具店もあるのでもれなくもらっておきましょう!

遠い釣り場の情報はネットが中心になりますが、「アジング 地域名 時期(何月など)」で検索すると情報が出てきます。

潮が動いている場所を探す!

アジには回遊するアジと居付くアジがいると言われており、居付くアジは大きな魚から身を隠せる場所に潜み、回遊するアジは潮の流れにのって回遊してきます。

ネットでの下調べをして釣り場に行ったら、潮の流れている場所、潮の流れが出やすい場所を探します。

漁港の防波堤から港内向きよりは、沖向きの方が潮が流れが出やすい場所になります。

漁港の奥まったところよりは、沖側の潮が流れている場所の方がアジが回遊してくる可能性が高く、潮の流れがある場所にはアジが捕食するプランクトンや小魚が集まりやすくなります。

潮の流れが出やすい場所はアジが回遊しやすい場所ですが、回遊しなければ釣れないので回遊を待ちながら漁港内も探ります。

潮の流れが出やすい場所から近く、アジが隠れやすい場所が重なるとアジが居る可能性も高くなります。

アジの回遊は沖向きだけではなく、漁港内にも回遊する場合があり、回遊してくると防波堤の近場を列をなして泳ぎ、ぐるっと港内を回って出ていく姿を何度か見たことがあります。

船の通り道を狙う!

漁港に入る船が通る道を「ミオ筋」と言い、船が通る場所は海底が深く掘られている事が多く深さに変化がある場所です。

深さが変わる事で潮の流れに変化が出て、プランクトンの流れにも変化が出たり、魚が隠れやすくなるなどの理由でアジが回遊する可能性がある場所です。

海底の高低差がある場所や潮の流れが防波堤によって変化する場所が釣りのポイントになります。

船やテトラなどの障害物の影を狙う!

漁港内に係留している船によって日の影になるところや、テトラポットや堤防等によって日の影になる場所に特に日中はアジが隠れている可能性があります。

防波堤のキワや防波堤が折れ曲がっているところにもアジが居る事があり、キワに沿ってルアーを泳がせたり、折れ曲がった防波堤の角にルアーを落とすなどでアジが隠れていないか探ってみましょう。

淡水が流れ込む場所を狙う!

河川とつながる河口では川の淡水が流れ込み海水とまざり、川から流れてきた植物性プランクトンを捕食するために動物性プランクトンが集まり、プランクトンを捕食するエビやカニ、小魚が集まります。

アジはプランクトンやエビ、小魚を捕食するために河川の淡水が流れ込む河口付近で釣れやすくなります。

川の淡水が流れ込む場所では水温が上がりにくいため、夏場のアジングで少しでも良いサイズのアジを狙うのにも適しています。

 

まとめ

アジングでカンタンに釣れる状況は、

アジが釣れる季節:夏~秋(春の産卵期)
アジが釣れる時間:朝夕のマズメと夜
アジが居る場所 :ネットや釣具店の情報で調べる

大まかに3つのことを考えアジングに行くことでカンタンに釣れる状況に出会える可能性が高まります。

アジがカンタンに釣れる条件の一番はアジの回遊でアジは餌を求めて回遊するためアジの活性が高く釣りやすくなります。

いろいろな場所を探ったり移動することで、アジの回遊に出会う可能性は高くなりますが、のんびりと回遊を待つアジングも個人的には好きです。

何も考えずに釣りに行くよりは基準もって考え、独自の釣れる条件を探っていく事が重要です。

私のオススメは秋の夕マヅメ~夜にかけて常夜灯のある防波堤でのアジングです。

 

アジが居ても釣れない状況下で、特に、釣りの技術、適した道具、が必要となります。

活性の低いアジに、釣りの技術を使って活性を上げて釣る事ができたり、環境に合わせたルアーを使う事で釣れなかったアジを釣り上げる事ができたりと、技術と道具があれば釣れない状況下でも釣る可能性を高める事ができます。

アジングでアジを釣る楽しさを知ってから、道具を考える楽しさや、釣り方の技術を考える楽しさが生まれてきます。

私の場合は、釣れる時はもちろん、釣れない時に「あーだ」「こーだ」と考える事を含めて釣りが好きです。

 

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